コアラの木登りノート

文章を書くチカラをつける。誰も読んでいませんから〜。

ジャッジ【527】

スポーツは真剣勝負。

選手の間ではギリギリの

せめぎ合いがあって当然。

 

ムキにもなるし、熱くなるものです。

その間に立って公平なジャッジをする

審判がいる役割です。

 

当然ホームとアウェイでの地の利が

あるのはしょうがない。

そもそもホームで試合ができる権利は

レギュラーシーズンの成績があって

勝ち得た地の利であるから。

 

ギリギリのところでの判断。

ビデオ判定も導入しているので

三人の審判での判断に迷うことがあれば

当然機械の力を借りて冷静にジャッジ

することはあってしかるべき。

 

では

選手は、そのジャッジに任せれば

何をやっても良いのかというとそうではない。

 

倒してしまったのであれば

手を貸すし、怪我をして動けないのであれば、

ゲームを止めるべき。

判断は審判だけがするものはない。

 

ゲームは選手、監督、審判

そして観客が作るものである。

熱狂するのはファンだから当然。

審判のジャッジに文句を言うのも当然。

審判にもプロフェッショナルが求められるし

チームの監督以上に、ゲーム観が求められる。

 

審判はルールに基づいて

取り締まりをするだけのために

いるのではない。

 

乱暴なことを言えば、AIで過去の試合の

審判のジャッジを溜め込み、

状況判断させれば、どっちがファウルをしたか

判断ができてしまうだろう。

 

では審判は何を大事にすべきか?

 

ゲームの流れをいかにスムーズに

エキサイティングなものにするかという

第三の監督としての立場で

試合を運ぶことなのだ。

 

今笛を吹かない方がゲームは面白くなる、

そのあとでアドバンテージがある側に

優位になるようにすればよい。

それぞれのチームに対して

貸し借りを公平に行って、

ゲーム終了の段階で

この貸し借りがなくなっていることが

良い試合であったと言える。

 

勝ってくれたのはうれしいが、

選手は、真剣勝負だから

ファウルもするものであるけど、

やはりその直後に相手に対して

手を差し伸べる姿勢はやっぱりあってほしい。

 

審判にも第3の監督としてゲームを観てほしい。

 

昨日の試合でのモヤモヤがずっと残って

しまっていて、こんな形で吐き出してしまった。

 

必死だからこそ冷静になる瞬間がいる。

COOLな頭とHOTな心。

鳥の目と蟻の目でゲームを観る。

 

プロフェッショナルとして

観客に観られている立場にあるのだから、

気持ちのよい展開をファンは期待しているのです。

だから負けたら悔しいし

勝てばとてつもなく嬉しいのだ。

 

審判だけの話ではない。

勝ち負けもあるが

エンターテイメントでもあるのが

プロスポーツであり、

プロフェッショナルがやることなのです。