コアラの木登りノート

文章を書くチカラをつける。誰も読んでいませんから〜。

ホーム&アウェー【131】

先日先輩が革靴の修理に行くと

いうことで、帰りがけに

東京駅の大丸に寄ったのです。

(いや、お供させていただきました。)

 

東京の玄関口という立地柄なので

リッチ柄な方々でいっぱいなのですわ。

 

当然テナントで入っている有名な

ブランドの数々・・・。

 

東京駅を最寄りに

しているにもかかわらず

この地方出身者は、

この大丸では

完全にお登りさんなのです。

 

地元にも百貨店はありますが

リッチ柄な方々の醸し出す

オーラ?佇まい?所作?

何か違う。

 

靴底修理で40分ほど

かかるというので

先輩はスリッパで

大丸のフロアを闊歩しておったのを

追随していたのです。

 

買いません、いや買えません。

と心の中でつぶやきながら

品々を見て回っていると

ふと自分の今の格好って

カチッとしているかと

気にし始めちゃったのであります。

 

お店が客を選ぶという

第一関門の身なりが

突破できているんかいな。

 

お登り感醸し出しているのが

お店の方に見透かされていないか?

 

(まあ買えませんけどね)と

開き直ることすら觀念するしかない

場のチカラに圧倒されるばかり。

 

この場に勝つことはなけれども

せめて引き分けにもっていきたい。

 

お金持っている感?

ブランドを知っていそうな玄人感?

どんな感で引き分けになるんかいな!

 

もう心の過呼吸状態。

お登りさんからお逆上せさんに。

 

自分にはこの大丸エントリー

は早いです。勘弁であります。

 

ふと東急ハンズ

おおこの文具フェチには

ホーム感しかないぞ!

 

やっと落ち着きを取り戻せたのです。

 

銀座が似合うとか

◯◯に馴染んでいる

となるには

一度はその雰囲気の中に

飛び込んで見ないと分からない。

誰だって最初からそうなる訳ではない。

その空気を初めて吸う機会があったはず。

 

その場に身を置くことって大事。

明らかに場違いな格好でなければ

態度が横柄でなければ

ご指導賜りたいという姿勢であれば

そこまで弾かれることはないはず。

 

四月に上京する人の緊張感を

久し振りに体感したです。

 

ステージを上げるには一度身を置くこと

でイメージがハッキリとしたものになる。

 

渋谷なんて10年くらい行っていない。

 

準備してエイヤーってことだっぺ。

オラ負けねー。