コアラの木登りノート

文章を書くチカラをつける。誰も読んでいませんから〜。

「恩返し」【162】

藤井棋士が師匠に勝って

そのことを将棋界では「恩返し」と言う。

とニュースで言っていた。

 

師匠が弟子に負けたと言ってしまうと

何やってんだ!ってなるのかもしれないけど

自分の技や知恵が伝承できた!とすれば

やっぱりこんなに嬉しいことはないのかもなぁ。

と思うわけです。

 

自分のチカラを発揮することで

満足することも多いけれど、会社の中では

自分のやり方や今まで築いてきた

クライアントとの関係性が

人事異動や組織改編などがあった際に

そのまま自分で続けられなくなることが

起きる。

 

「引き継ぎ」が必要になる。

 

いざこんな場面が目の前に訪れた時

自分が永遠に業務をするもんだと思って

はて、仕事の整理をしていない

と急に焦るわけです。改めて自分のやり方を

棚卸しようにも、どう説明すればよいのか

分からない!ってなると

一気に自分のやり方に対する信用やら

自信がグラつく。

 

要は、仕事が人につきすぎている状態。

こうなると今まで売り上げをのばしてきた

本人の功績が功罪へと変わってしまう。

 

やっぱり業務は誰にでも出来るように

することが大事で、

手渡した相手が自分のものにし、

そこに工夫を加えていく。

上に立つもの、先に生まれたものとして

大切なのは、誰にでも出来るようにすること。

究極を言えば、自分がいなくても仕事が

回る状態にしておくこと。

これは仕事を丸投げすることでないですぞ!

それは乱暴ですぞ!

 

師匠として(先輩として・上司として)

手渡すことができるようにしておくことが

務めなのである。

いつでも他のメンバーに手渡せるように

しておく。

記憶ではなく記録。

 

どうやってやったのか?を伝えていく。

その時に「恩返し」に納得が出来るはず。

「情けは人の為ならず」ってことだっぺ。

 

記録しておくっぺ!

んだなー!