コアラの木登りノート

文章を書くチカラをつける。誰も読んでいませんから〜。

前提を整える【127】

電車の中吊り広告で

「お金2.0」という本が

紹介されていて買ってみたわけです。

 

詳しい内容は、他の人に任せるとして

ベースにあるのは「価値観」の違い。

 

先輩に聞いた話ですが、

この価値観の違いに衝撃を

受けた話があったので紹介すると、

小学校のトイレの話。

 

生徒が終わった後に水を流さないので

トイレが汚れていることが多いことを

先生が生徒に注意したという。

 

 

「なんでみんなトイレを流さないの?」

と先生はみんなに質問した。

 

生徒が先生に言った答えは、

「なんで学校のトイレは水が流れないの?」

 

 

今の施設のトイレって大半はセンサーがあって

勝手に水が流れる。

こうしたトイレがベースだとすると

「(自分でボタンをおして)流す」ことが

むしろ不思議だと思う。

 

「前提」がそもそも違うことを前提にする。

 

「ロジカルリスニング」っていうも、

これが前提で会話をしながら、

相手の前提と自分の前提が違う上で

コミュニケーションを通じて議論をし

結論に導いてく「聞く」「話す」「考える」を

同時にする技術で、要は、話をしながら

的確な質問を同時に頭の中で

組み立てるスキルのこと。

ましてや、海外の方の会話になれば、

そもそも言語も違うし、文化も違う背景が違う。

世代もしかり。

 

先ほどのトイレの話も、

生まれてきた時代背景が違うことを

前提にしていなかったから起きたこと。

 

価値観=前提の違いに気づく

チカラって実はすんごいこと。

自分の前提を否定することなので

かなりの力技なのかも。

 

しかしまあ、「お金2.0」の話も

専門的な言葉を平易な言葉で書かれているので

いろんな人の前提が整う語りになっている。

こんなことができる人って本当に

優秀だなぁと思う。

 

今日は節分。

恵方巻」という言葉は、

広島にあるセブンイレブン

大阪出身のオーナーが名付けたんだって。

一エリアの習慣であった

「節分の丸かぶり寿司」のネーミングを

変えて全国区の習慣にしたのも

前提を整えることができたから。

 

ダイナミックな変化は、

前提を整えることで起こる。

しかも平易な言葉で。

 

読みやすい、話しやすい内容の

記事を書きたいっぺ!