コアラの木登りノート

文章を書くチカラをつける。誰も読んでいませんから〜。

傾向値【126】

醤油か塩か?

 

 

先輩たちと3人で

ラーメン屋に行った話。

 

先輩2人は醤油。

自分は塩を頼んで、トイレで

ちょっと席を外した。

 

「ヤマをはりにいったよな」

 

(ヤマ?)

 

「お待ちどうさま」

と各々のラーメンが目の前に置かれる。

 

3人でラーメンをすする。

 

塩はうまい。けれども、醤油は?

席を見渡すと圧倒的に醤油。

 

(この店のイチ押しは醤油か!)

(そうか、ヤマってこのことか!)

 

「お前っていつも反対に行くよなぁ。」

 

確かにそうです。

性格的にそうなのです。

絶対反対に行きたがります。

 

目立とうとする時って

逆をすると際立つじゃないですか。

名付けて【凸凹の理論】。

 

なんでもかんでも

逆にする訳ではないですけど

確かにあります。

 

先輩の一言、

「俺も反対に行く方だったけど

 欠けていたものがあることが分かった。」

 

なんです、欠けているものって?

 

でも先輩、マーケティングは先読み。

今ブームにあるものの次に来るのは

逆だと言っていたじゃないですか!

 

意外性はギャップが生み出すものだと

言っていたじゃないですか!

それをいまさら、何を言うのですか!

 

 

「傾向値ってあるんだよ」

 

傾向値!

確かにこの店に来ている

お客さんの醤油率が高い。

 

初めて入った店であれば、

確かに醤油からエントリーするべき

だったかも、

これで、塩が俄然うまかったとしても

先輩2人を敵に回したことになる。

 

どっちに転んでも、

いいことは無かった。

 

先輩のどんぶりに残ったスープを

味見させてもらった。

 

やっぱり醤油の方が美味しいかった。

 

「傾向値」

なるほど勉強になったっぺ!